オリックスの浮上はあるか2009/9/13up

 今年のパリーグの順位予想は、私はソフトバンク、日本ハム、西武、オリックス、ロッテ、楽天の順で予想した。この中でソフトバンク・日本ハムのAクラスとロッテ・楽天のBクラスはかなり自信を持って予想した。唯一読めなかったのはオリックスだ。

 昨年は監督交代をきっかけに選手たちがのびのびとプレーするようになり、一気に2位に躍進する。クライマックスシリーズではホームで3位日本ハムに完敗を喫し、まだまだチームとしての完成度の低さは見せたものの、今年もダークホースになると誰もが思っていたはずだ。

 今年のオリックスは、優勝から最下位まで全てほぼ等しい確率であり得ると思っていた。迷った末に4位に予想したのは、昨年の10勝カルテット(小松、金子、山本、近藤)の4人のうち、2人はいわゆる「2年目のジンクス」に苦しむと読んだからである。ジンクスというよりも、昨年よりも他球団に研究されたり、昨年の疲労が抜けきらなかったりすることが原因なのだが…。(こちらも参照いただきたい)

 結果は、金子は昨年より良い投球をしており(抑えに転向後はやや苦戦しているが)、山本はほぼ昨年並み。しかし小松・近藤の2人が大不振に苦しんでいる。やはり私の読んだ通り2人が「ジンクス」に陥る結果となっているが、その中でエース級と思われていた小松がここまでわずか1勝なのは私も信じられない。現在オリックスが借金25で最下位なのは、私の予想以上にカルテットの不振が深刻なのも原因のひとつであろう。

 今年のオリックスは2001年の日本ハムに状況が似ている。このときの日本ハムも「ビッグバン打線」を武器に前年3位に躍進し、2001年もダークホースとして期待されたが、結果はあえなく最下位に終わってしまった。後になって冷静に考えてみると、このときの日本ハムは投手力が低く、本来であれば優勝争いするようなチームではなかったのだ。

 オリックスも同様なのかもしれない。一発のある外国人を並べて抜群の長打力を誇り、前述の「2ケタカルテット」の力で2位になったとはいえ、機動力が低くて小技もなく、中継ぎ陣に弱点がある。さらにカルテットを除くと、長年にわたって実績のある先発投手に乏しく、「この人なら勝ってくれる」という信頼感のあるエースがいないのである。

 正直なところ、今年のクライマックスシリーズ進出はかなり厳しいと思う。しかし、今年の悔しさを忘れなければ来年以降は怖い。先述の日本ハムも、あれからたった数年で常勝球団に生まれ変わっている。あとはオリックスのフロントがドラフト・トレードなどでまともな補強をしてくれれば…いいのだが…。