近年は毎年1人くらいのペースで2000本安打を達成する選手が出現する一方で、200勝を達成した投手は2004年8月17日の工藤公康(巨人、現横浜)が最後だった。平成を代表する大投手である斎藤雅樹(180勝)、星野伸之(176勝)、桑田真澄(173勝)らが成し遂げられなかった200勝をマークしたことは、本当に素晴らしいとしか言いようがない。
山本昌は2008年8月4日現在42歳(11日で43歳)だが、130キロ台の直球で臆せずインコースを突くところがすごい。こういうことをできる制球力があるからこそ、武器であるスクリューボールもよりいっそう生きるのだろう。
日本はメジャーリーグと比べても、40歳を超える選手が少ない気がする。それでも最近は、投手だけで見ても山本昌以外に工藤・木田・小宮山らが奮闘しているが、野球技術がこれだけ進歩しているのだから、もうちょっといても良さそうなものだ。昔は連投に次ぐ連投で投手の寿命が短かったが、最近はそういうことはないのだから。
日本だと、40どころか35歳を超えると、1シーズン不振だっただけでマスコミが「もう限界か」「引退間近」のような書き方をしすぎるのではあるまいか。こういう報道を目にするから、選手のほうも「自分はもう限界なのかな」と思ってしまったり、球団側も若返りを理由に簡単に解雇してしまうのかもしれない。・・・念のためお断りしておくが、以上のことには何の根拠もなく、私の勝手な憶測である。
山本昌のピッチングには、40歳以上の選手が活躍するヒントがいくつも隠されているのではないかと思う。体力的には衰えているが、経験や知識的なものは衰えるどころか蓄積されていく一方なので、若手選手よりもはるかに豊富なのである。
2008年8月4日に、中日の山本昌がプロ野球史上24人目となる通算200勝を達成した。おめでとうございます。まずはこう一言述べたい。