2008年プロ野球の見どころ2008/2/25up

 当サイトに対するご意見の中に、「今シーズンの見どころを書いてほしい」という趣旨のものがあった。考えてみれば、たしかにそういうものを書いたことはない。あまり得意な分野ではないが、せっかくありがたいご意見を頂戴したので今年は書いてみようと思う。期待外れな文章になるかもしれないが、どうかご勘弁いただきたい。

 プロ野球に限らず高校野球などでも一緒だが、前評判を覆すチームが現れると私はとても嬉しくなる。当サイトでは毎年順位予想を募集しているが、ハッキリ言って外れたほうが面白い。後で振り返ってみて「見る目がないな」と自分で自分を嘲笑うのが好きなのだ。

 プロ野球で言えば、最近だと2006年の日本ハム、2001年のヤクルトの優勝、高校野球なら2007年の佐賀北、2004年の駒大苫小牧の優勝がこれに該当する。あらかじめ予想した優勝戦線通りに進む大会は、個人的には面白くない。いや、試合そのものは楽しいのだが…。

 では、今年のプロ野球の戦力はどうなっているか。あくまでも個人的な分析だが、パリーグはソフトバンクが戦力的に抜けている以外、どのチームもそれほど差はない。日本ハムは監督の交代が不安なのと、セギノール退団でさらに長打力が落ちている懸念があるし、ロッテはリリーフ三本柱が全ていなくなってしまった。これに対し、昨年最下位のオリックスは大型補強で戦力をアップさせている。

 問題はセリーグだ。繰り返すが、以下は私の勝手な分析である。昨年1位〜3位の巨人・中日・阪神は補強で戦力を増したのに対し、5位広島と6位ヤクルトは主力がことごとく移籍してしまった。広島はエース黒田と4番新井、ヤクルトも主砲のラミレスと先発の柱であるグライシンガー・石井一を失っている。戦力的には、昨年よりも上位陣との差が大きい、と考えざるを得ない。

 特にヤクルトは、下馬評が低い年に活躍することが多いチームだ。2001年の日本一のときも、評論家はみなBクラスを予想していた。正直に書けば、私も4位を予想していた。しかし、それは古田敦也の存在が大きかったと私は考えている。強力とは言えない投手陣をうまくリードし、打撃でもジグソーパズルのようにピタリと打線にマッチしていた。その古田はすでに引退し、後継捕手がまだ固まっていないのも不安要素のひとつである。

 前置きが長くなってしまったが、この広島とヤクルトこそ、今年の最大の見どころだと私は思っている。不安点は多いが、光明がないわけではない。広島は久々に面白い若手が多く、故障さえなければ上位進出も狙える。個人的には青木高に注目している。ヤクルトは昨年故障で登板できなかった石井・五十嵐のコンビの復活に期待したい。個人的な注目は、内野本格転向2年目の飯原。三塁ではなく、宮本の後継者として遊撃を守ってほしい。

 この2チームがプレーオフ争いに絡んでくれば、俄然セリーグは面白くなる。今回は触れなかったが、横浜も優勝を狙える位置にあるだけに。