出場校の顔ぶれを見ると、一般枠では東13校、西15校、特別枠では東2校、西2校。すなわち東15校、西17校だったのに、ベスト4の時点で東3校、西1校という顔ぶれになったのだ。今年は北信越からは東側の2校が出場したが、仮に西側から2校出た場合は東13校、西19校となる。ちなみに参加高校数は、東2,459校、西1,653校だ。(※2)
昔は西が圧倒的に強かったからこれでも良かったのかもしれないが、考え直すべき時期ではないだろうか。
選挙のときに「1票の格差」という問題があるように、センバツでは「1校の格差」というものが存在する。センバツでは、四国は169校のうち2.5校選ばれる。つまり、68校に1校が甲子園に出場できる計算だ。ところが北海道は258校あるのに1校しか出られないし、東北は436校あるのに2校(218分の1の確率)、東海も439校あるのに2校(220分の1の確率)だ。とんでもない冷遇と言わざるを得ないだろう。
21世紀枠・希望枠・神宮枠の存在についてもさまざまな論議があるが、とりあえずセンバツは東14校・西14校にすべきではないか。サッカーのワールドカップならレベルで枠を割り振るのもいいが、センバツは高校生の部活である。私は、基本的に高校数で枠を割り振るべきだと思う。それに、レベルについても地域別の格差は縮まってきているのだから。
ちなみに実績もあって高校数も多い東海が冷遇されているのは、主催である毎日新聞の売れ行きが、東海地区では悪いからであるというのが定説のようである(中日新聞が大きなシェアを持つため)。ともあれ、プロ側に希望枠の撤廃を要求するのもいいが、高野連も色々改めなければならない点があるのではないだろうか。
※2 2006年秋季大会の参加高校数のデータを入手できなかったため、2006年夏季大会の高校数を参考にしています。
第79回選抜高校野球大会が終わった。常葉菊川(静岡)が東海勢同士の決勝戦を制して優勝したため、2004年夏の甲子園から6大会連続で東側(※1)の高校が優勝するという結果に終わっている。一昔前は、高校野球といえば西高東低が常識だった。時代は変わったのだ。
※1 東は、北海道・東北・関東・東京・東海と北信越の一部(新潟・長野・富山)の24都道県。西はその他の25府県。