FA補償選手よ、奮起せよ2006/12/17up

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 FAで選手が移籍した場合、その球団は選手による補償を求めることもできるのは周知のとおりだ。上記のリンクを見ていただきたいが、昨年オフまでに5名の選手が、補償により他球団に移籍している。当時近鉄のユウキや、当時巨人の平松や小田など、なかなかの好選手が揃っている。むろん、好選手がプロテクトから外れていたのだから、金銭面での補償が減額されても、選手を求めたのである。

 さまざまな事情があるとはいえ、プロテクトされなかった選手は、戦力構想からある程度外れていると言わざるを得ない。そんな5名の選手は、必要とされている球団に移籍したのである。例えば2005年オフの巨人小田は、プロテクトから外れて中日に移籍したが、落合監督に「彼ほどの選手をドラフトで獲るとすれば、1億円の契約金が必要だ」とまで言わせ、諸手を上げた大歓迎を受けた。

 だが、2005年に巨人で31試合に出場したが、2006年の中日でも33試合の出場にとどまった。スタメン出場試合数に限れば、むしろ減っている。もちろん正捕手の谷繁がベテランにさしかかっており、今後出番が増える可能性は大いにあるのだが…。ほかの選手も、移籍後に目立った活躍はしていない。実に不思議な話だ。各球団とも、巧妙に28人をプロテクトしているということか…。

 そんな中、今年もソフトバンクの吉武が補償選手として巨人に移籍した。吉武といえば、今年は60試合(65回2/3)に登板して防御率3.02と、中継ぎの軸として大活躍した好投手だ。なぜソフトバンクが吉武をプロテクトしなかったのか、大いなる謎としか言いようがないが、この吉武は補償選手の成功例となるだろうか? 注目してみたい。