万年Bクラスのチームが突然優勝すると、目的を達成したことで満足してしまうケースが多いのかもしれない。もちろん選手は100%の力でプレーしているに違いないのだが、「絶対に優勝してやるんだ」という120%の力が出ないのである。場合によっては「チームのために」という意識が薄れ、上がった年俸を維持しようとしてしまうこともあるかもしれない。
また、頻繁にスタメンやベンチ入りメンバーを入れ替えるバレンタイン監督の采配も今年は不発だった。故障者があまりにも多く、一軍メンバーのレベルが慢性的に落ちたからだ。本来なら控えの選手をスタメンで起用せざるを得ないのだから、これ以上入れ替えようがないのである。勝てないことで「もっとスタメンを固定しろ」という批判も聞こえるようになってしまった。
昨年突っ走りすぎた疲れが出たのか? 投手陣も打撃陣も軒並み不振に陥ってしまった。だが常勝軍団を作るには、一度身を屈めることも必要だ。まるで優勝争いに加われなかった今年の悔しさを忘れなければ、来年は再びプレーオフに駒を進めることができるだろう。新戦力の台頭もあるし、決して暗い話題ばかりではない。
Bクラスの翌年に優勝、その翌年にBクラスに逆戻りしたチームをこちらでまとめてみた。よろしければご覧いただきたい。
9月10日、昨年の王者・ロッテの4位が早々と確定した。西武・ソフトバンク・日本ハムの激しいデッドヒートに加われず、さりながらオリックス・楽天の激しい最下位争いとも無縁。4位という順位が最初に決まるという珍しい事態となってしまった。