裏金をなくしましょう2006/07/08up

 6月9日、ロッテのバレンタイン監督が「ドラフトにおいて11球団で30億円ほどの裏金が使われている」との趣旨の発言をした。11球団というのは、ロッテ以外を指している。ロッテだけが裏金を一切使っていないとはあまり思えないが、この発言自体は「よくぞ言ってくれた」と思った。そして「ついでにどの球団がいくら使っているかまで暴露してくれ」と期待したのだった。

 だが、さまざまな方面から圧力がかかったのだろう。6月19日には「誤解があり、趣旨と違う」とややトーンダウン。そして7月6日には「正しい情報に基づいた話ではなかった」と全面降伏。白旗を揚げてしまったのだ。

 こういう問題に関して我々一般人は推量で語るしかないが、一時期ほど札束が乱舞するような状況ではなくなっているものの、バレンタイン監督の言うとおり未だに裏金が使われているというのが真相だと思われる。ドラフトで「逆指名」できる人数が2人から1人に減っただけでは裏金はなくならないし、「裏金を無くそう」と申し合わせても無駄だろう。

 「逆指名」を無くしてしまうのがもっとも手っ取り早い。代わりに、ドラフト選手は「指名拒否球団」を事前に申請できるようにしてはどうだろう。ただし1球団の指名を拒否するごとにFA権の取得が1年遅れ、指名拒否した球団に所属する(トレードや入団テストなど)ことも不可能にするのである。つまり、11球団からの指名を拒否した場合はFA権取得までに20年かかる計算になるし、球団側は他球団にトレードすることができないというデメリットを背負うことになる。こうすれば、おいそれと「逆指名」する選手は現れまい。

 「交通事故を減らしましょう」と言っても交通事故は減らない。それと一緒で、「裏金を無くしましょう」と申し合わせても何の意味もない。上の案は一例にすぎないが、ルールを整備して裏金を防止するべきである。