◇2007年9月14日 東京ドーム◇巨人−広島 22回戦

広島 302 012 000 000
巨人 000 030 005 001x

広島
(遊) 一ゴ 三振 右安 右2 三振 左安
(左) 井 生 中安 投ゴ 三振
前田智 三振
森 笠 一ゴ 左安
(中) アレックス 中安 中飛 三振 遊ゴ 遊ゴ 二併
(三) 新 井 右安 右2 左本 三ゴ 遊ゴ 12 三振
(一) 栗 原 遊ゴ 中2 二ゴ 振逃 10 左安 二ゴ
(右) 右2 右2 右飛 二ゴ 二ゴ 三振
(捕) 右安 中飛 遊ゴ 中飛 三振
石 原
(二) 山 崎 左飛 左飛 左安 二ゴ
打二 東 出 三振
(投) 黒 田 三振 三振 投安
尾 形 三飛
横 山
上 野
永 川
青木勇
喜 田 11 一ゴ
佐 竹
フェルナンデス
51 16 残塁 併殺
巨人
(右) 高橋由 三振 右安 左2 四球 中安 三振
(左) 遊ゴ 三ゴ
打中 矢 野 中犠 三振
吉 武
打二 木村拓 三振 11 左2
(三) 小笠原 中安 二飛 遊飛 左飛 四球
鈴木尚
古 城 中安
(一) 左飛 遊ゴ 右飛 三振 三振 二ゴ
(遊) 二 岡 右飛 二ゴ 右飛 三振 四球 四球
(捕) 阿 部 左飛 遊ゴ 三振
加 藤 中飛 右安 遊併
(二) ゴンザレス 二ゴ 左安 三ゴ 四球 三振
上 原
豊 田
大 道 12 右2
(中左) 清 水 一ゴ 左安 中安 右安 10 左飛 右安
(投) 内 海 三振
脇 谷 四球
福 田
山 口
打中 ホリンズ 左安 左安 右飛
46 15 残塁 11 併殺

広島 打者 球数 安打 三振 四球 死球 失点 自責
黒 田 30 109
横 山 11
上 野 0/3 10
永 川 33
青木勇 17
佐 竹 1/3
フェルナンデス 2/3 12
巨人
内 海 24 83 10
福 田 1/3 12
山 口 1 2/3 24
吉 武 25
上 原 33
豊 田 11

                    ▽盗塁 梵(4回)
                    ▽走塁死 嶋(1回)
                    ▽暴投 山口2(6回、7回) 永川(9回)
                    ▽捕逸 倉(9回)

 首位を争う阪神に3連敗を喫したのみならず、下位に低迷するヤクルトに1勝2敗とまさかの負け越し。そんな状況で迎えたのが、ヤクルトと最下位を争う広島との3連戦の初戦。これ以上ズルズルと後退するわけにいかない巨人は、前回3回途中に危険球で退場したエース内海を中1日で先発させてきた。

 しかし疲労が抜けきらないせいか? 球が高めに浮きまるで制御できない。3回までに8安打5失点とさんざんに打ち込まれたが、8本中5本が長打だった。3回裏に打席が回ったが、代打は送られない。私が監督なら確実に代打が送られているが、原監督は我慢した。しかし5回に新井に手痛い一発を浴び、0−6と絶望的なスコアになってしまう。

 広島のエース黒田も何試合かピリッとしない内容が続いていたが、この日も明らかに調子は悪かった。それでも4回までは無失点で切り抜けるが、5回に集中打を浴び3失点。7回も1死満塁のピンチを作るが、矢野・小笠原とを抑えた。8−3と広島5点リード。大ピンチを無失点に抑え、最大の山は越えた―――。誰もがそう思ったことだろう。

 8回はセットアッパーの横山が抑えるが、9回にマウンドに上がったのは前日2失点で黒星を喫したルーキー上野。5点差なら大丈夫だろう、逸材ルーキーの自信を取り戻させてやろう、というわずかな隙が感じられた。案の定ホリンズにタイムリーを浴び、1死も取れず守護神・永川に交代。その永川もフォークをうまく見極められ、苦しい投球が続く。6−4と2点差に追いつかれるが、2死満塁で打者は控え捕手の加藤。ベンチに捕手がいない巨人は代打を送ることが不可能だったが、この加藤がフォークにうまく食らいついて2点タイムリーを打つのだから野球は分からない。

 風邪気味の上原が2イニングを抑えたのを始め、巨人の救援陣は磐石の継投を見せる。延長12回にはベンチ入り最後の野手である代打大道が二塁打で出塁。当たりに当たっている清水が試合を決めた。優勝を争うチームとそうでないチームの勝利に対する執念の差を見せられた試合であった。