◇2007年4月20日 甲子園◇阪神−巨人 4回戦

巨人 001 000 000 003
阪神 000 000 100 004x

巨人
(二) 木村拓 二ゴ 左安 遊飛 二ゴ 三振
会 田
打捕 加 藤 左犠
(左) 三直 遊飛 右安 一ゴ 11 中飛 四球
豊 田
(三) 小笠原 一邪 三振 左飛 三振 中安
走遊 小 坂 中安
(一) 三ゴ 遊ゴ 四球 三ゴ 三振 三振
(遊) 二 岡 三ゴ 三振 遊併 中飛 三振
脇 谷
(捕) 阿 部 遊ゴ 左安 左安 三邪 12 四球
走左 矢 野
(右) ホリンズ 遊ゴ 三振 中安 三振 左安
(中) 鈴木尚 右3 三振 一ゴ 10 三振 投失
(投) 内 海 左安 二ゴ 三ゴ
打二三 古 城 二ゴ 三振
45 10 残塁 併殺
阪神
(遊) 鳥 谷 三振 投ゴ 三ゴ 四球 三振 左2
(中) 赤 星 四球 中飛 二ゴ 三振 11 三ゴ 右安
(一) シーツ 三振 投ゴ 右安 中飛 遊ゴ 右飛
(左) 金 本 四球 四球 四球 捕ゴ 右2 中安
(三) 今 岡 遊ゴ 三併 左飛 右安 敬遠 敬遠
(右) 濱 中 三振 三振 中安 遊ゴ
久保田
葛 城 一ゴ
江 草
橋本健
狩 野 左安
(捕) 矢 野 中飛 右飛 遊併 10 三振 12 三振
(二) 関 本 一ゴ 左飛 三振 四球
赤 松
藤 本 右安
(投) 杉 山 三振 三振
ウィリアムス
高橋光 二ゴ
藤 川
二ゴ 右安
43 10 残塁 11 併殺

巨人 打者 球数 安打 三振 四球 死球 失点 自責
内 海 33 122
会 田 2/3 12
1 1/3 27
豊 田 2/3 33
阪神
杉 山 28 93
ウィリアムス 10
藤 川 16
久保田 36
江 草 1/3 19
橋本健 2/3 22

                    ▽盗塁 赤松(10回) 鈴木尚(12回) 谷(12回)
                    ▽失策 江草(12回)
                    ▽暴投 豊田(12回)

 前日に手痛い逆転負けを喫した阪神。このショックを引きずるのか、それとも振り払うのか。負けると借金生活に突入してしまうだけに、どうしても勝ちたい試合である。

 4番金本以外は今ひとつ波に乗り切れない阪神打線は、この日も巨人の開幕投手・左腕内海を打ち崩せない。好調な金本にマークが集中し、厳しいコースを攻められて3四球。しかしこの出塁も得点に結びつかなかった。
 一方で阪神先発の杉山は、高く浮いたスライダーをとらえられて投手の内海にタイムリーを浴びるが、合計7安打を浴びつつもこの1点のみに食い止める。

 まだ杉山は100球に達していないが、1−1と同点の場面で阪神は万全の継投策に出る。JFKが抑えている間にサヨナラ勝ちしようとの目論見である。病み上がりの藤川を含め、JFKは計算どおりに巨人打線を封じるが、阪神打線も好調な内海・会田・林に対して手も足も出なかった。11回裏には2死2塁の場面で5番今岡を敬遠され、好投する久保田に代打葛城を起用せざるを得なくなるが、あえなく凡退。

 JFKを使い切った阪神は、江草を起用する。この江草も勝ちパターンで起用できる投手だが、制球が定まらずに無死1、2塁のピンチを作った上、鈴木尚のバントを3塁に悪送球。結局この回、巨人の長い攻撃が続き3失点。流れから考えても絶望的な点差と言える。

 だが、巨人にとっては守護神・豊田が大誤算だった。1死1塁で藤本の打球を二塁手・脇谷が取り損なって(記録は安打)傷口を広げると、余裕のない投球が続いた。捕手が加藤であることも影響したであろう。1番鳥谷に対しては直球を多投して追い込むが、勝負球にも直球を選択して2点タイムリー二塁打。裏をかいたつもりだったのかもしれないが、やはりここはフォークがセオリーだった。この日の豊田の直球は、最速でも142キロ程度だったのである。
 その後2死1、2塁となって5番今岡。その後は投手の橋本健。ベンチに残る野手は、捕手の狩野と清水のみ。したがって今岡を敬遠した選択は間違っていない。代打狩野に対して、初球フォークを空振り。2球目にもフォークを選択したが、狙い球をフォークに変えた狩野がこれをうまくレフト前に運んで大逆転サヨナラ勝利。プロ初安打がサヨナラヒットとなった。阪神にとってみれば、前日の鬱憤を存分に晴らすことができた。