◇2006年7月15日 神宮◇ヤクルト−巨人 10回戦

巨人 11 016 301 000
ヤクルト 700 002 000

巨人
(遊) 二 岡 中飛 左安 三振 三ゴ 敬遠 左飛
(右) 木村拓 右飛 右2 四球 四球 三振
(中) 高橋由 三飛 三振 右本 中飛 二ゴ
(一) 左安 右安 中本 中2 右飛
(三) アリアス 四球 四球 三振 捕邪
古 城 中安
(捕) 阿 部 右安 右2 左飛 死球 敬遠
(左) 矢 野 二併 右安 三振 二飛 三振
(二) 仁 志 遊ゴ 四球 三振 右2 右飛
(投) 内 海 投安 投併 左飛
久 保
大 西
小 関 右飛
野間口
真 田 遊ゴ
38 11 13 10 残塁 併殺
ヤクルト
(中) 青 木 二安 中安 中飛 遊ゴ 右安
(一) リグス 中安 右邪 遊飛 右2 遊飛
(三) 岩 村 四球 遊飛 二ゴ 右本 右飛
(左) ラミレス 四球 中飛 三直 三振 投ゴ
(二) ラロッカ 左犠 中飛 左安 三振 三ゴ
(右) 宮 出 左2 四球 三振 遊ゴ 三安
(遊) 田中浩 右安 遊ゴ 左飛 四球
(捕) 米 野 左2 三振 投ゴ 左飛
(投) 石 川 二ゴ
坂 元
福 川 四球
丸山貴
志 田 左直
高 井
松 井
鈴 木
古 田 左安
三 木
高 津
36 12 残塁 併殺

巨人 打者 球数 安打 三振 四球 死球 失点 自責
内 海 5 2/3 30 110
久 保 1/3
野間口 20
2/3 15
真 田 1 1/3 11
ヤクルト
石 川 2 1/3 13 37
坂 元 2/3 21
丸山貴 14 54
高 井 1/3 11
松 井 1 2/3 27
高 津

                         ▽盗塁 古城(8回)
                         ▽盗塁死 青木(8回)
                         ▽走塁死 宮出(9回)
                         ▽暴投 内海(1回) 坂元(3回) 丸山貴(6回)

 泥沼9連敗中の巨人。しかし負け方は昨年(2005年)とはだいぶ異なり、9連敗中は2ケタ失点なし。9失点が1度あったが、あとはいずれも5失点以下と投手陣は頑張っていた。打線は深刻な貧打で、9敗中5敗が1得点以下である。打線が連敗の原因となっているのは誰の目にも明らかだった。李を始めとする中軸はそこそこ機能していたが、1・2番がまるで出塁できず、日替わりオーダーを組むしかなかった。

 そこで3番二岡を1番、高橋由を5番から3番に昇格させるなど、打線を根本的に組み替えた。だが今年1番の安定感を誇る先発の内海が大乱調。大事に行こうとしすぎたか腕の振りが鈍く、制球も定まらない。強打のヤクルトはそれを見逃さず、完膚なきまでに叩きのめした。打者一巡の猛攻で7得点。それでも原監督は投手を代えようとはしない。
 2回からしっかりと腕を振れるようになった内海は、いつものようにコーナーに球をうまく散らばす絶妙な投球ができるようになる。結果的に、投手を代えなかったことが功を奏した。打撃不振の巨人に7点のビハインドはあまりにも重すぎると思われたが、この日はヤクルト先発の石川の調子も良くなかったこともあり、猛反撃を開始する。代打を送られなかった内海の内野安打を足がかりに打線が大爆発。石川をKOし、3回表で早くも7−7の同点に追いついた。

 さらに4回、故障から復帰後精彩を欠いていた高橋由が復活の狼煙となる2ランなどで勝ち越し。内海は6回裏に岩村に2ランを浴びて降板するが、自慢の中継ぎ陣がヤクルトの反撃を封じ、最後は三塁線の打球が審判に当たり、それに気づいていない宮出が2塁を狙ってアウトになるというラッキーでゲームセット。連敗中はとことんツキのなかった巨人だが、運まで味方につけたようだ。
 6月下旬にも10連敗を喫し、7月上旬に阪神に連勝してこれをストップさせたが、打線の湿り気が直っていなかったため再び連敗街道に突入した。しかし今回は、打線の爆発によって連敗を止めた。同じ連敗ストップでも、だいぶ事情が異なると見るべきだろう。