◇2006年4月15日 福岡ヤフードーム◇ソフトバンク−日本ハム 4回戦

日本ハム 000 000 000 001
ソフトバンク 000 000 000 000

日本ハム
(左) マシーアス 三飛 二飛 二ゴ 三失 10 左安
走二 田中賢 右安
(中) 森 本 遊ゴ 中飛 四球 中飛 投ギ
新 庄 三振
(三一) 小笠原 左安 四球 四球 二ゴ 敬遠 12 中安
(指) セギノール 二ゴ 左飛 三振 右飛 二失 三振
(右) 稲 葉 投直 投ゴ 左安 中飛 二飛 中安
(一) 小 田 四球 三振 中飛
打二左 川 島 三邪 二ゴ 遊ゴ
(二三) 木 元 三振 遊安 四球 三振 11 左飛 三振
(捕) 高 橋 遊ゴ 二失 投ゴ 右安 左安
走遊 金 子
(遊) 飯 山 中飛 三振 三振 三振
田中幸 中飛
中 嶋
45 残塁 15 併殺
ソフトバンク
(中) 大 村 四球 遊直 遊失 三ギ 左飛
(遊) 森 本 投ギ 四球 右飛 右飛
宮 地 12 二ゴ
(左) カブレラ 三ゴ 一飛 二ゴ 三振
山 崎
仲 沢 遊ゴ
(指) 松 中 中飛 二併 二ゴ 10 二ゴ 四球
走指 鳥 越
(一) ズレータ 右飛 右飛 右飛 振逃
走二 稲 嶺 四球
(右左) 井 手 三ゴ 中飛 四球 捕ギ 三振
(三) 松 田 三振 三振 三ゴ 遊ゴ
(二一) 本 間 二ゴ 二ゴ 三振 11 遊ゴ
(捕) 的 場 三振 遊ゴ
打右 柴 原 四球 右飛
33 残塁 併殺

日本ハム 打者 球数 安打 三振 四球 死球 失点 自責
八 木 10 34 150
武田久 15
マイケル 22
ソフトバンク
斉 藤 29 123
三 瀬 13
藤 岡 1 1/3 20
吉 武 1 1/3 22
馬 原 1 1/3 23

                    ▽盗塁 川島(12回)
                    ▽失策 本間2(5回、10回) 飯山(6回) 松田(7回)
                    ▽盗塁死 小笠原(6回) 大村(6回)
                    ▽走塁死 木元(5回)
                    ▽暴投 八木(10回) マイケル(12回)
                    ▽ボーク 馬原(12回)

 2005年はシーズン1位のソフトバンクに5勝15敗と大幅に負け越し、5位低迷の一因となってしまった日本ハム。しかし2006年は本拠地札幌ドームで2勝1敗と勝ち越し、今度は敵地福岡ドームでの戦いとなる。ただ、ここまで日本ハムは5連敗中。波に乗り切れていなかった。

 日本ハムの先発はルーキー左腕の八木。前回の登板時は西武に完敗し、これが5連敗の始まりとなっていた。同じくルーキーの川島と「連敗を止めような」と話し合っての登板だったという。気合が入りまくっていたのだろう、ソフトバンク打線をまるで寄せつけない。この日の直球の最速は140キロながら、右打者に対して外に逃げるシンカー、左打者に対して外に逃げるスライダーのキレが良く、ストレートとの緩急のつけ方も絶妙だった。
 対するソフトバンク斉藤の調子は普通程度。制球が定まらず、7回まで投げて3安打に抑えたものの5四球を与えてしまう。しかしタイムリー欠乏症の日本ハム打線は走者を出しても犠打失敗が続出、得点圏に走者が進んだとしてもあと一本が出ない。八木がソフトバンク打線をノーヒットに抑えたまま、イニングだけが経過していった。

 結局八木は10回を投げきった。もし11回表に日本ハムが1点でも取っていれば、記録のためにその裏も投げただろう。しかしチャンスを物にできず、無念の降板となってしまう。だが八木の執念がナインに伝わった。試合前に八木と勝利を誓い合ったルーキー川島が12回表1死1、3塁の場面で内野ゴロを放ち、一塁にヘッドスライディングしてセーフ。3塁走者が生還して1点をもぎ取った。ちなみに1塁へのヘッドスライディングはチームで禁止されているが、一軍に昇格したばかりの川島は知らなかったのだそうな。

 2番手武田久・3番手マイケルは八木からバトンを受け継ぎ、ソフトバンク打線をやはりノーヒットに抑える。こうして65年ぶり3度目となる、継投によるノーヒットノーランが達成された。大記録は逃したものの、八木には大きな自信と経験が植えつけられただろう。
 一方ソフトバンクは12イニングノーヒットの影響を翌日も引きずってしまい、日本ハムに連日の完封負け。パリーグのペナントレースは本命不在、混沌としてきた。