山口 和男

(オリックスブルーウェーブ/2000年ドラフト1位/投手)

[主なタイトル=なし]
球 団 試 合 投球回 防御率 勝 利 敗 戦 セーブ 奪三振 四死球 本塁打
2000 オリックス 15 2.40 10 13
2001 オリックス 32 47 1/3 3.42 37 29
2002 オリックス 41 54 2.50 49 15
2004 オリックス 40 42 2/3 3.80 17 43 31
2005 オリックス 16 16 6.19
2006 オリックス 2/3 0.00
2008 オリックス 34 43 1/3 3.53 44 14
通算   173 219 3.41 14 15 29 194 109 25

 剛速球が売りの投手。スター選手の少ないブルーウェーブの中にあって、彼の存在は非常に目立っていた。制球力には欠けるが、見ているだけで楽しい選手である。

 素質的には、スワローズの五十嵐亮太にも劣らない。むしろ、制球力は山口のほうが上。1年目はノーコンに苦しんだが、徐々にこれを克服して一流投手の仲間入りを果たす。2002年7月29日と31日には、グリーンスタジアム神戸(現スカイマークスタジアム)にて、球速158キロの日本タイ記録を樹立。ストッパーとして期待されていた。

 しかし、同年のシーズン終盤に痛めた右肩痛から立ち直れず、2003年は登板なし。契約更改では800万円減の2400万円プラス出来高となったが、この席で仰天予告。「159キロ出たら引退します」。2004年は故障から復活し、ストッパーとして大活躍。ちなみに最高球速153キロだった。しかし2005年はまた故障のため、満足な投球ができなかった。2005年の最速は、オープン戦ではあるが154キロ(大阪ドーム)である。

 2006年、2007年はいずれもチームが投手陣のやり繰りに苦しんだのに、一軍からほとんどお呼びがかからなかったが、2008年はセットアッパー的な役割として久々に活躍している。

 速球派投手は常に故障と隣り合わせである。そのため、次第に頭を使って打者を料理するピッチングに切り替える投手が多い。山口も、社会人から入団したため今年で35歳になり、決して若くはない。それでも、引退を覚悟までして速球に生きる道を選んだということである。そういう生き方もありなのかな、と思う。