益田 大介

(大阪近鉄バファローズ/1996年ドラフト6位/外野手)

[主なタイトル=なし]
球 団 試 合 打 率 打 数 安 打 本塁打 打 点 三 振 四死球 盗 塁
1996 中日 49 .301 103 31 25 17
1997 中日 117 .269 402 108 24 88 46 11
1998 中日 55 .231 121 28 14 32 12
1999 中日 .308 13
2000 中日 .000
2001 近鉄 55 .340 47 16 10 13
2002 近鉄 45 .208 53 11 12
2003 近鉄 77 .277 94 26 19 27 15
2004 近鉄 82 .272 180 49 16 43 17
2005 楽天 50 .252 107 27 10 24 10
2006 楽天 16 .231 26
通算   555 .267 1147 306 16 101 275 131 19

 益田もまた移籍によって蘇った選手の1人。2年目の1997年にはレギュラーの座をつかみ、リーグ最多三塁打(8本)を記録している。しかし、当時の中日は外野手の層が非常に厚く、関川・井上・李らがいた。加えて1999年には右ひじを手術し、それに伴って出場機会はどんどん減っていく。
 決定的だったのが2001年のキャンプ。トレーニングルームで他の選手数人たちと談笑しながら練習していたのを、当時監督の星野仙一氏に見つかり、雷を落とされた。おそらくこの瞬間に、益田が中日で出場する機会を失ったのだろう。その年のシーズン途中、金銭トレードで近鉄に移籍する。

 近鉄の外野にもローズ・大村・磯部がいて、スタメンで出場する機会は3試合しかなかったが、それでも一軍にいることができた。この年、近鉄で一軍出場した左打者は、規定打席に達したローズ・大村・磯部と、あと少しで規定打席に達した川口を除くと、なんと益田一人だけだったのだ。そういうわけで、貴重な左の代打としてその地位を築いていく。
 私は毎朝、日刊スポーツの全試合のスコアテーブルを見るという習慣がある。ある日、益田がいつも貴重な場面で打っていることに気がついた。終わってみれば上のような見事な成績で、出塁率.446、得点圏打率.500は、たとえ代打と言えどもすごいの一言に尽きる。この年近鉄は優勝したが、表のMVPがローズ・中村・磯部なら、裏のMVPは私なら益田を選びたい。
 梨田監督は益田のことを「本来はレギュラーの選手」と認めている。2003年はスタメン出場が12試合、ローズが抜けた2004年には41試合と、出場機会はどんどん増えている。2005年は新球団楽天に移籍。外野は右翼の磯部以外は固定されていなかったが、ポジションを奪うには至らない。2006年は出番を減らしてしまい、ようやくレギュラーが固まってきたこともあり戦力外通告を受けている。