プロ野球の開催地(3)2009/4/19up


 2003年は88試合、2006年は76試合の遠征が組まれていた。あれからまた3年が経過したので、今年も調べてみた。WBCが白熱し、地方の野球人気を高めるためにも遠征は必要なことである。

 なお、数字はホームゲームの遠征のみで、遠征数の( )内数字は隣県や同一地域内での試合を除いた、純粋な地方遠征の数である。

球団名 遠征数 遠征内訳 評価
西武 3(0) 大宮3 埼玉への地域密着を目標に、大宮で昨年より1試合多い3試合を予定。
その代わりに長野への遠征は消滅している。この構想は成功するか?
オリックス 2(2) 東京D2 3年前は遠征なしだったが、今年は東京ドームで2試合が予定。
もっと関西地方を離れてどんどん遠征してほしい球団なのだが。
日本ハム 15(8) 東京D8、札幌円山1
旭川2、函館2
釧路1、帯広1
東京ドームでの試合数は減少傾向にあるようだ。
札幌ドーム以外での試合数は増えており、地域密着は進んでいる。
ロッテ 0(0) なし 3年前と変わらず、千葉マリン以外の試合はゼロ。
千葉の名を冠してはいるが、遠征を行っても良いのではないか。
楽天 3(0) 盛岡1、秋田1
福島1
遠征数は減少しているうえ、7月に集中している。
東北の名を冠するなら、東北各地をもっと遠征してほしい。
ソフトバンク 4(0) 北九州2、熊本1、長崎1 3年前と比べ、熊本への遠征が増えているのみ。
福岡の名を冠しているとはいえ、九州全域のファンを大切にしてほしい。
巨人 9(8) 札幌D1、旭川1、
ヤフーD1、京セラD1、
宇都宮1、岐阜1、
福井1、長崎1、佐賀1
プロ球団のない県への遠征が目立ち、3年前に続いて好内容である。
それも北海道から九州まで、片寄りなく回っているのが素晴らしい。
阪神 12(0) 京セラD11、
倉敷1
2年間行われていた松山への遠征が消滅してしまった。
元通り、隣県である京セラドームと倉敷の試合のみとなっている。
中日 5(2) 岐阜1、金沢1、富山1、
浜松1、豊橋1
福井での試合が消滅しているほかは変わりがない。
もっと遠方への遠征があっても良いとは思うが。
広島 5(2) 新潟2、呉1、
尾道1、三次1
新本拠地マツダスタジアム完成の影響か、遠征が減少。
新潟の新球場での試合が2試合予定されている。
ヤクルト 3(3) 松山2、福島1 東京の名を冠するようになった影響か、遠征数が激減。
以前は日本中を遠征していたのだが…。
横浜 7(4) 新潟2、相模原1、
平塚1、松本1、
甲府1、長野1
遠方への遠征はなくなったが、
新潟の新球場での試合が2試合組まれている。

※管理人が手作業で数えているので、間違いがあるかもしれません。
もし見つけたら、お手数ですが掲示板にてご一報くださると幸いです。

 数えてみると、68試合ということになる。2003年の88試合、2006年の76試合と比べて、またしても減っているということである。交流戦が始まり、色々な球場で試合をするようになったということを考慮に入れても、これはちょっと酷いのではあるまいか。

 日本全国をまともに遠征しているのは、巨人だけになってしまっている。また、2006年と比べて遠征数が増えているのは、北海道内での遠征が倍増した日本ハムだけという寂しい現実もある。

 四国・九州アイランドリーグ、ベースボール・チャレンジ・リーグ、関西独立リーグが発足しているとはいえ、それを理由にしてプロ野球の遠征が減ってもよいということにはならない。

 パリーグは地域密着型の球団が多く、本拠地を遠く離れての遠征がほとんどゼロという状態になっている。しかし球場が満員になっているわけではない現状、遠征によって新たなファンを獲得するという選択肢もあるのではないか。