プロ野球は、もっと色々な球場で開催すべきではなかろうか。なるほど、たしかに収容人員の多い球場でやりたい、移動の手間を省きたいという気持ちは分からなくもないが、そのように仏頂面をしていられるほど今のプロ野球界は繁栄していない。地方には、どこの球団でもいいから、年に1試合でもいいからプロ野球の試合を見たいと思っている人もきっといるはずなのである。
そこで、全チームの2003年の遠征における開催球場を調べてみた(ホームゲームのみ)。まずはそれをご覧いただきたい(雨天中止の分も含む)。
| 球団名 | 遠征数 | 遠征内訳 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 巨人 | 8 | 札幌3、福岡3、倉敷1、大阪1 | ドーム球場が多いのが特徴だが、倉敷でも1試合行っている。 人気があるから収容人員の多い球場でやりたい という事情は理解できるが。 |
| ヤクルト | 12 | 千葉3、札幌2、秋田2、松山2、 ひたちなか1、いわき1、長野1 |
全国各地を遠征している点は評価できる。 遠征数もまったく文句なし。 |
| 中日 | 5 | 金沢2、富山1、福井1、岐阜1 | 遠征地域も偏っているし、 何より遠征数が少なすぎる。 |
| 阪神 | 9 | 大阪8、倉敷1 | 全て関西での遠征試合(「遠征」ではないか…)。 ファンサービスというより、高校野球の日程の 都合ということなのだろう。 |
| 広島 | 11 | 秋田2、米子2、佐賀2、 福島1、盛岡1、倉敷1、福山1、尾道1 |
わりと北から南までくまなく遠征している。 本拠地で観客があまり入らないという事情もあろうが…。 |
| 横浜 | 11 | 札幌2、静岡2、帯広1、釧路1、 平塚1、長野1、松本1、熊本1、鹿児島1 |
北海道から九州まで幅広く遠征。 北海道で4試合も行っているのが印象的。 |
| 西武 | 8 | 札幌6、長野2 | 準フランチャイズ構想の名残か、札幌ドームで6試合も。 その他の地域でももっと開催してもらいたい。 |
| 近鉄 | 0 | なんと、ホームゲームでは遠征なし。 観客動員数が低迷する大きな原因は 自ら作っているということか。 |
|
| ダイエー | 5 | 北九州5 | 興行権を持つのが球団でなく福岡ドームであるためか、 同球場以外のゲームは北九州のみ。 せめて九州各地を遠征してほしいが…。 |
| ロッテ | 4 | 仙台2、金沢1、富山1 | 意外と少ないな、という印象。 千葉において絶大な支持を得ているのは分かるが、 もう少し各地を遠征してほしいものだ。 |
| 日本ハム | 12 | 札幌10、ひたちなか1、福島1 | 来季札幌に移転する関係で札幌での試合が多いが、 東北にも遠征を行っている点は評価できる。 |
| オリックス | 5 | ナゴヤ3、盛岡1、仙台1 | 本拠地での観客動員が伸び悩んでいるのだから、 もっと地方に足を伸ばしてほしい。 ナゴヤでの遠征はナイスだと思う。 |
・年に最低10試合以上、主催の遠征試合(本拠地以外での試合)を行わなくてはならない。ただし、本拠地のある都道府県及び隣接する都道府県での試合は遠征とは見なさない。
・その中で最低1カード(2試合)、収容人数が3万人以下の球場で試合を行わなくてはならない。
このくらい思い切った制度がぜひ欲しいと思う。まあ、ナベツネがいるうちは無理かもしれないが、ぜひご検討願いたい…。