日米野球は廃止しよう2006/11/16up

<2006年日米野球辞退者>
・藤川球児(阪神)=右肩の治療のため         ・岩村明憲(ヤクルト)=ひざと腰の治療のため
・松中信彦(ソフトバンク)=でん部の手術のため    ・SHINJO(日本ハム)=都合により
・松坂大輔(西武)=右ひじ痛のため           ・福留孝介(中日)=右肩の治療のため
・斉藤和巳(ソフトバンク)=右肩の治療のため     ・ダルビッシュ有(日本ハム)=アジアシリーズ出場のため
・八木智哉(日本ハム)=アジアシリーズ出場のため  ・川崎宗則内野手(ソフトバンク)=右手薬指の打撲のため

 ハッキリしているのは上の10人だが、全日本の野村克也監督によれば「25人の辞退者が出た」とのこと。WBCの時と同様、水面下で辞退者が続出したのであろう。いつも8試合程度行われていたのを5試合に減らしてもこの有様だ。出場辞退者を責めようというのではない。ただでさえ公式戦の試合数増で疲れている選手が多い中で、この時期に親善試合の域を出ない興行を行う必要性があるのかどうか、根底から考え直さざるを得ない。

 上記のように、錚々たるメンバーが出場辞退をしている。残りの戦力を各チームからかき集めてメジャーに戦いを挑んだが、先発投手陣がことごとく炎上するなど苦しい戦いを強いられ、0勝5敗。72年ぶりに勝ち星なしという恥ずかしい結果に終わってしまった(やはりベストメンバーではない巨人は引き分けたのだが)。

 アジアシリーズに出場するためなどの理由で日本ハム勢の3人が出場辞退、もしくは途中離脱を余儀なくされている。また、2006年11月5日の試合では、昼間のパリーグ東西対抗と夜の日米野球を「掛け持ち」した選手が何人かいたが、疲労のせいか日米野球のほうでは全くと言ってよいほど結果を残すことができなかった。この時期に「これでもか」と試合を詰め込む必要はあるまい(もっとも、パリーグ東西対抗は2006年で打ち切りのようだが)。

 日米とも消極的だが、公式戦の試合数を減らすことをもっと真剣に議論してほしいものだ。そのかわり、国際試合を増やすのである。親善試合としか呼べない日米野球は廃止し、WBC以外の世界大会を開催してはどうだろうか。これなら日米野球とは違ってベストメンバーが揃いやすいだろうから、ファンのためにもなる。

 ちょうど現在、バレーボールでは「2006世界バレー」が開催されている。8〜9月にはワールドグランプリも行われた。年に何回も世界大会が開かれているのだ。野球も、国内の王者になっただけで満足する時代に終わりを告げる時期になっているのかもしれない。