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日本野球協会を設立しよう2005/2/21up

 サッカーには日本サッカー協会(JFA)があり、ラグビーには日本ラグビーフットボール協会(JRFU)がある。しかし、野球には「日本野球協会」なるものは存在しない。考えてみれば実に不思議なことである。では日本野球にある組織は何かと言うと、以下の通りである。

・日本野球機構(NPB)=日本プロ野球の組織。
・日本野球連盟(JABA)=社会人野球を中心としたノンプロの野球組織。
・日本学生野球協会(JSBA)=日本の高校から大学までの学生野球を組織する団体。
・日本高等学校野球連盟(高野連)=日本高校野球の組織。
・全日本大学野球連盟(JUBF)=日本大学野球の組織。
・全日本軟式野球連盟(JSBB)=日本軟式野球の組織。
・日本女子野球協会(WBAJ)=日本の女子野球の組織。

 実はこれで全部ではない。とても書ききれないし、覚えきれない。例えば公認野球規則を見てみると、上記の5〜6個の団体が編纂しているのである。煩わしくてどうしようもない。これから世界と戦おうとしている時に、国内の野球組織がこうも分立していたのでは困るのだ。

 2000年のシドニー五輪では4位、2004年のアテネ五輪では3位という結果に終わっている。むろん選手はよく頑張っているのだが、はたして機構側はどうであったか。プロアマ一体となって、国内野球を中断してまで素晴らしいチームを作って派遣してきた国もある中で、日本はお世辞にも最高のチームを作ることができたとは言えない。もっと上を目指すことは十分可能だったはずだ。

 プロ野球選手は、学生に指導をすることが許されていない。それどころか、「キミ、テレビで見たけどすごい選手だね。頑張れよ」とでも声をかけたら、ペナルティーものである。選手獲得の際に公平性が失われるからだそうだが、それなら自分の息子にも指導してはいけないことになる。まったく馬鹿げた規定である。2004年1月にようやく、高校生への指導を解禁する動きが出始めたが、それも母校に限定されるのだとか。まだまだプロとアマの溝は深い。

 どうして溝が深くなったかというと、プロ野球でアマ選手の選手獲得が激しくなる中で、1961年に中日が社会人野球のある選手を強引に引き抜いたからであるという。最近でこそ関係が改善されつつあるが、数十年もの間「冷戦」が続いたことになる。昔の百年戦争で、フランス国内が分裂して危うく全土をイギリスに占領されかけたのと似ている。国内でいがみ合っている場合ではない。そんなことをしていては、遠からず韓国にも台湾にも追い抜かれてしまうだろう。

 まずは組織同士で話し合いの場を設けることだ。時間はかかるだろうが、やがては「日本野球協会」を設立して、野球ワールドカップなどの時にはプロアマ問わず選手を選抜して最高のチームを作って戦えるようにする。それがプロ野球・アマ野球お互いのためになると思う。

    


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